ビザンチン合意

    裏切り者がいるかもしれない時に、どのように分散的に合意するかという問題。

    転じて、間違う可能性のある分散システム上でどのようにデータに合意するか、という問題の基本的なバージョンと考えられる。

    かの有名なLamport先生を含む3人が1980年の論文で合意問題として定式化したらしい。

    https://dl.acm.org/doi/10.1145/322186.322188

    最初の解決策も1982年にLamport先生たちが論文を出した。

    https://dl.acm.org/doi/10.1145/357172.357176

    この問題は裏切り者が1/3以上いる場合は解決出来ないことが知られている。

    この合意が取れるシステムはビザンチン障害耐性 (Byzantine Fault Tolerance) があると言う。

    分散システムの問題なので暗号通貨でもよく語られる問題である。