「Nuxt3 + Firebase 捨てられるWebアプリケーション設計」を読んだ

概要

技術書展13で公開されていた「Nuxt3 + Firebase 捨てられるWebアプリケーション設計」

https://techbookfest.org/product/m4KEUzinvmSZhPSaWYHetH?productVariantID=jC3wRJsbgwuJJQ05JtumXe

を読んだので、感想をまとめる。

以前こちらの記事を読んで著者に興味を持ったというのと

https://shiodaifuku.io/articles/17638219-f1ef-406c-b20c-7f426d61b2af

設計部分を読みたいという動機で購入しており、メインパートと思しきNuxt3およびFirebaseの部分は大胆に斜め読みしたので、意図と違う解釈をしているかもしれない。

第1部

第1章 SOLID

よく言われているSOLID原則についてまとめられていた。わかりやすくまとまっていたし、Vueとの関連も述べられていたので使いやすいかもしれない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/SOLID

第2章 結合度と凝集度

こちらもよく言われている結合度と凝集度についてまとめられていた。同様にVue (特にComposition API) との関連も述べられていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/凝集度

https://ja.wikipedia.org/wiki/結合度

Vue3.0のComposition APIの威力についてはReact hooksと似たようなもんだろうくらいで深く気にしていなかったが、旨味についての理解が深まった気がする。

私はVue2.0の経験があり、そのときは経験が浅いのもあってスパゲッティコードと化してしまっていた。Composition APIの影響で書きやすくなっているというのもあり、機会があれば使ってみたいと思った。

第3章 契約による設計: Design by Contract

契約プログラミングについてまとまっていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/契約プログラミング

Nuxtのどこで契約を意識する必要があるのか等もまとまっており、後々おそらく実例もあるのだろう。

第2部, 第3部

コンポーネント分割の基準等についても書かれていたが、 VueおよびNuxt, Firebaseの割合が大きいので割愛。序盤の設計原則に従ってNuxtアプリを作成するという内容となっていたようである。

まとめ

個人的には設計部分で既知の内容が多く得られる物が少なかった。 ただ、これは私が不純な目的で本書を購入したからで、Vue, Nuxt, Firebaseというスタックで何かを作りたい人には良い本だと思う。

また、技術書展の本は他にも1,2冊購入したがどれもレイアウトや構成が凄くちゃんとした本になっていて驚いた。私もそのうちなんか書いて出してみたいと思っていたがハードルが上がってしまった。